仕訳編!WEBデザイナーが覚えて損なしの確定申告

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こんにちは!太偲@WEB屋です。少しブログ更新に間が空いてしまいましたが・・・。最近は、みなさん確定申告(青色・白色)でお忙しいですよね?

今回はWEBデザイナー(プログラマー・フリーランス)が青色申告(複式簿記)にて確定申告をする際の、WEB制作における仕訳(借方勘定科目・貸方勘定科目)についてです。

まずは青色申告が出来る環境が必要です!

国税庁ホームページ

確定申告には、みなさんご存知の通り「白色申告」と「青色申告」があります。

白色申告は簡単にできるので、以下のブログを参考にして頂ければと思います。(国税庁ホームページのスクショが少し現在と違いますが、大方わかると思います。)

会社員で副業による所得(収入-経費)が20万円を超える人は確定申告が必要です。

青色申告をするにあたって注意しなければならないのが、昨年分の確定申告をするときになって急に「青で申告するぜ!」ってできない事です。

原則として前年の3月15日までに「今年分の確定申告(来年3月の申告分)を青色申告にします。」という事前手続き(青色申告承認申請書)が必要になります。

または、個人事業主開業届出を提出する場合も併せて青色申告承認申請書を提出することで、今年度分の確定申告を青色申告にすることが可能になります。

青色申告で確定申告をするメリットは?

青色申告のメリットといえば、複式簿記での申告時に控除額が白色に比べて大きくなることですよね!それ以外にも以下の様なメリットがあります。

  • 赤字を3年間繰り越せる
  • 30万円未満の減価償却が一括経費として計上できる
  • 家族への給与も経費にできる
  • 自宅or仕事場の家賃・光熱費も一部経費にできる

30万円未満の減価償却資産が一回で一括経費として計上出来るので、PC等を購入する場合に大方全て経費として扱えると思います。

白色申告の場合、これは10万円未満の減価償却資産としてしか認められない様です。※仕訳の状況によっては、少額減価償却としてではない方が良い場合もあるかと思います。

また、家族への給与を経費として計上する場合は「青色事業専従者給与に関する届出書」を事前に提出する必要があるので、予め注意が必要ですね!

青色申告の特別控除は複式簿記で65万円

話は戻りますが、2016年3月時点での特別控除となる金額については、以下の様になっています。

白色申告 10万円
青色申告(簡易簿記) 10万円
青色申告(複式簿記) 65万円

上記を見てわかる様に、青色申告をするなら複式簿記で申請した方がオトクですよね!

帳簿をつける方法は?

複式簿記での記入に関しては、色々なソフト(ツール・アプリ)を使っている方が多いと思います。

やっぱり使っている人が多いのは、freeeだと思います。
無料で使える会計ソフトfreee無料会員登録で月額にすると980円からです。

その他にも、無料で試せるマネーフォワード(MFクラウド)や、会計ソフトの有名どころ「弥生会計」の以下サービスがあげられます。
Macで使える「やよいの青色申告 オンライン」-初年度無料-

iOSやAndroidアプリ等での使い勝手を考慮すると、マネーフォワードのMFクラウドfreeeの2択になってしまうかもしれません。税理士の方とやり取りをするときには「弥生会計」と「会計王」等が都合が良いかもしれないですね!

弥生会計スタンダードを使えば、データが自分のPCに保存されるのでサーバートラブル等の影響を受けない事で安心感もあるのかなと思いますが、皆さん最近ではクラウド会計ソフトで通帳やクレジットカードなんかも連携させている人が多いですね。

前置きが長くなってしまいましたが、本題に戻りましょう。

WEB制作における勘定科目・仕訳はどんな形にするのがよいか?

WEBデザイン関連や制作全般、またはサーバー費用、ドメイン費用等、WEB制作においてどの科目に仕訳をしたらよいのかわかりずらい部分って多いですよね。

経費関連のもので、一般的なものは以下の様な形で仕訳するのがよさそうです。主に制作関連の仕訳においても、外注する場合(デザイン関連・制作関連の一部)を想定し項目を入れてみました。

区分 借方勘定科目 貸方勘定科目
インターネットや携帯電話料金 通信費 未払金or現金
サーバー費用 賃借料or通信費 未払金or現金
ドメイン取得・更新費 支払手数料or長期前払費用 未払金or現金
WEB・ネット広告費 広告宣伝費 未払金or現金
ホームページ制作費 広告宣伝費 未払金or現金
ポスター・チラシ製作費 広告宣伝費 未払金or現金
アンケート等の調査費用 広告宣伝費 未払金or現金
電車・新幹線等の交通費 旅費交通費 未払金or現金
Adobe CS系 ソフトウェア 未払金or現金
Adobe CC 通信費 未払金or現金

通信費として区分しているものに関しては、特に説明はなくともみなさん理解してらっしゃるかと思います。

サーバー費用に関しては、賃借料つまりレンタル料として計上する事も可能です。

ドメインの取得費用に関しては、基本は支払手数料で大丈夫だと思いますが、数年間分を一度に更新した場合に長期前払費用として、調整計上する事もできると思います。

WEBサイト・ホームページ制作費の仕訳はちょっと複雑

ホームページ制作においては、全て広告宣伝費として処理することが税務上難しい場合があります。

プログラム等を含め管理画面等、機能性を併せ持っている場合、プログラム部分においては「ソフトウェア」として処理する必要が出てくる事があります。大きな金額の場合、広告宣伝費で処理すると指摘が入る可能性もあるそうです。

ソフトウェアとして処理する場合(20万円以上)は、無形固定資産に該当するので、減価償却5年で処理しなければなりません。

また、WEBサイト制作における初期費用や管理費用等を含めて前払費用や長期前払いと契約内容によっては、勘定科目もやり方が色々あります。あまり高額にならない範囲(30万円以内)でしたら、基本は広告宣伝費とする事が多いと思います。

ポイントとしては、企業や新製品のPRのために制作し、内容が頻繁に更新されるため、開設時の制作費用にて支出効果が1年以上には及ばないか?という点です。

一般的な企業のWEBサイトや、CMS(WordPress・MT)等で制作したものであっても、マイページや顧客管理システムの様なものと連携している仕組みがないのであれば、原則広告宣伝費に当たるものが多いと思います。

ホームページ制作関連で高額な税務処理や、複雑な契約内容で迷うようでしたら、【税理士ドットコム】の様なところで一度ご相談するのが良いと思います。

AdobeのCSシリーズとCCでは仕訳が違う??

前述の表で説明しましたが、アドビのCS(クリエイティブスイート)とCC(クリエイティブクラウド)では、仕訳時の科目が違っています。

但し、CS系においては10万円を超える金額の購入時のみ、「ソフトウェア」つまり「無形固定資産」で処理する形になるかと思います。それ以下の場合であれば、通信費として処理する事になるかと思います。

CCは月額or年額のプランになるので、通信費で処理する事になりますよね。

未払金と現金の貸方勘定科目について

未払金として処理するのは、事業用の「クレジットカード」で事業用の口座から引き落とされる支払いが対象になると思います。

後に引き落としがあった際には、以下の様な形で処理する事になると思います。

借方勘定科目 貸方勘定科目
未払金 普通預金

未払金の処理は、未払金が発生した日時(購入日)に貸方で未払金として処理し、引き落とされた日に借方で未払金、貸方が普通預金として会計処理をする事になります。

未払金として処理する場合の注意事項

未払金について、説明を付け加えておきます。

勘定科目における「未払金」は、会社用のクレジットカードでなおかつ引き落としの口座も事業用になっている必要があります。

フリーランスの方が営業・事業専用のクレジットカードと口座を必ずしも持っている訳ではないので、未払金の科目を利用する場面は、全ての方に当てはまる訳ではありません。

未払金以外のクレジットカード支払いの記帳方法

それでは、未払金を使わないもしくは個人用のクレジットカードの場合はどうすればよいのでしょうか?

この場合は、「事業主貸」もしくは「事業主借」という科目にての記帳します。

個人事業主ではあるものの、個人的なクレジットカードには、生活のお金の流れが含まれる為、このような形で勘定科目を設定する必要があるという事ですね。

クレジットカードの利用日に合わせて記帳し、後に個人口座から引き落とされる際にも、口座に関する記帳が不要となるので、未払金に比べると記帳はシンプルです。

営業用でクレジットカードを利用している場合の注意点

この事業主借・事業主貸については、営業専門で利用している個人口座から引き落とされている場合、多用しすぎると税務署からのチェックが入る場合が考えられます。

取引口座やクレジットカードを専用で利用している場合は、未払金として処理するのが正しいやり方です。

WEBデザイナー(フリーランス)の青色申告・勘定科目まとめ

WEB制作の勘定科目

もう今年も確定申告締切が近づいていますが、みなさんもう済んでいる方も多いみたいですね!

慣れている方であれば上手にできると思うので、今回の様な情報は特に必要ないかと思います。

また、今回の記事中でも紹介しましたが、スマホアプリもあって自動で全て処理できる無料会計のクラウドソフトを使うと、一度入力した仕訳や項目も手軽に入力できるようになります。

初期設定だけで簡単に自動振り分け等もできる便利アプリ・ソフトだと、やっぱりシェア数でもfreeeを使っている方が多いですね。口座やカード情報も全て連携して使えます。

無料で使えるので、気に入ったら有料登録するのも良いと思います。

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無料で使える会計ソフトはfreee

そしてもう一点有名どころですが、家計簿アプリで有名な「マネーフォワード」からも、無料で試せる会計ソフトが出ています。

こちらの良いところは、他ソフトからのデータインポートやエクスポートに優れているところです。僕は、マネーフォワードを家計簿として使っているので、会計ソフトもMFクラウドを利用しています。

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まずは無料でMFクラウドを使ってみる

また、アフィリエイターの方やフリーランスの方で収益の増減や節税対策もしっかりやっている方となってくると、税理士さんに相談している方も多いようですね。無料相談も兼ねて税理士さんにしっかりと相談したい方は【税理士ドットコム】がオススメです。

僕も今回この記事を書くにあたって、そういえばこれってどの科目になるんだろう?という事から調べていたので、今回からあるいは来年度こそは青色で!と思っている方の参考になればと思います。

これは間違っている!なんて部分ありましたら、お気軽にご指摘頂ければ修正したいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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